島根県の横領・不正報告まとめ。許せない!あの有名企業も?

山陰地方は日本でも保守地盤の土地であり、竹下元総理を排出したこともあり、自民党関係者の口利きがあれば簡単に公共事業が受注できます。

私は小さな建設会社を運営していましたが、自民党に献金を全くして来なかったので大きな公共事業は一度も受注できませんでした。

公共事業は公開競争入札で行政が事前に決めた金額に近い試算をだしたところが受注できる仕組みになっていますが、どういうわけか大規模なものは大きな建設会社が持ち回りでもしているのかといった具合に受注しています。

あまりに不自然だったので旧友に自民党に近い人がいたので尋ねると、私は自民党に対しての貢献度が低いのでどれだけ頑張っても大規模な公共事業は受注できないのではと言われました。

政治的に革新が強いところは政党の力が働かず正式な方法で決められていると聞きましたが、保守地盤である山陰では未来永劫無理だとわかりました。

地方では民間企業が少ないので公共事業に頼らなければいけないところがあるのですが、保守政党に貢献しなければ結局は下請けとして細々と事業を行っていくしかないということです。

スーパーでお惣菜を作る仕事（パート）をしていたことがあります。

人の出入りの激しい職場で、各ポジションに配置される人がかなり頻繁に変わっていたのですが、どこのポジションに入れられてもテキパキと完璧に動けるものすごいパートさん（以下、Aさん）がいました。

配置が変わるとまごまごしてしまう私は「なんてすごいんだろう」と尊敬し、話してみるとこれがまたサバサバした性格の人でとてもかっこいいなと思いながらよく一緒に仕事をしていました。

しかしある時から職場の冷蔵庫の中身がなくなったりする…ということが起き始めました。

当初は皆、「冷蔵庫の中は結構ゴチャゴチャだったし、社員さんに廃棄されちゃったのかしら」なんて話をしていましたが、回数はそんなに多くないものの、かなり長いことそういったことが続いていました。

職場の冷蔵庫ですので、お客様がそういうことをされているというのは考えられないですし、「なんかイヤだね、気持ち悪いね～」なんてAさんと話していました。

早くそんなことがなくなればいいのにと思っていましたが、だんだんと職場の冷蔵庫だけでなく、個人のロッカーや果ては売り場から会計前の売り物がなくなる…ということが起きるようになっていました。

パートさんだけでなく社員さんも「何かがおかしい」と従業員一人ひとりに聞き取り調査をしたりしていましたが、犯人らしい犯人は出てきませんでした。

その後、少しの間盗難がなくなったなと安心してきた頃、Aさんとまた同じポジションにつくことになり、「一緒に頑張ろうね」なんて話していた直後でした。

普段は現場に入ってこないお店の幹部の方々が厨房に入ってきて「Aさん、ポケットの中を見せて」と詰め寄りました。

いったい何の話をしているのだろうかと私はわけがわかりませんでした。Aさんも「なぜですか？」と聞きますが、幹部の方々は「ここで見せられないなら、別室に来て」とAさんに話します。

Aさんは気まずそうな顔をしながら幹部の方々と別室へ行き、その日はそのまま戻ってきませんでした。

後日私は、社員さんから「盗難の犯人、Aさんだった」と衝撃の事実を聞かされることになりました。

Aさんはバレないようにバーコードのついていない商品（お惣菜バイキングや鮮魚のコーナー）を狙って盗難を行っていたようで、何やら売り場で怪しい動きをしている…と感じた従業員からの通報で今回のことが発覚したようでした。

手口を見るにおそらく盗み癖のある人だったのかなと思います。

「仕事もできてかっこいい人だったのにどうして…」と落ち込まずにはいられませんでした。